Googleが次世代スマートフォン「Pixel 11」シリーズの価格引き上げを公式に確認した。
人工知能(AI)データセンター拡大に伴うメモリ半導体価格の急騰により、スマートフォン製造原価が大幅に上昇した影響だ。業界ではAIインフラ投資拡大が消費者向けITデバイス価格まで引き上げる構造的変化が本格化しているとの分析が出ている。
27日(現地時間)HNGNによると、Googleデバイス・サービス部門副社長シャキル・バルカトは「これまで供給網変動に伴うコスト負担を自社で吸収してきたが、市場環境が根本的に変わった」と価格引き上げが不可避だったと明かした。
▲ AI メモリ需要急増…RAM価格6倍急騰
Googleは価格引き上げの最大の原因としてメモリ価格の急騰を指摘した。
モルガン・スタンレーの分析によると、RAM 1GB当たりの価格は2025年2.80ドルから今年12ドルへと約6倍近く上昇した。
これはメモリメーカーがAIデータセンターに使用される高帯域幅メモリ(HBM)の生産を拡大する一方で、一般的なスマートフォン用メモリの供給が減少した影響と分析されている。
16GB RAMを搭載するフラッグシップスマートフォンを基準とすると、メモリの原価は従来の約45ドルから192ドル水準へと大幅に増加したと推定された。
Googleはこうしたコスト増加をもはや自社で吸収することが困難な状況だと説明した。
▲ Pixel 11全製品の価格引き上げ…エントリーモデルも対象外ではなし
Googleはpixel 11シリーズだけでなく、Pixel Watchとエントリーモデルを含むPixel製品全体の価格を調整する計画を明かした。
同社は現在の供給状況に合わせて価格を柔軟に適用する方式を検討しており、エントリーモデルのPixel 10aも価格引き上げの対象に含まれることを確認した。
公式価格は来月12日、アメリカ・ニューヨークで開催される「Made by Google」イベントで発表される予定だ。
▲ ベースモデル100ドル値上げが予想
公式価格はまだ発表されていないが、流通業界と関連業界では値上げ幅が相当なものになると予想している。
流出情報によると、ベースモデルのPixel 11は従来のPixel 10の799ドルより100ドル高い899ドルからのスタートとなる可能性が指摘されている。
一方、従来の128GB ストレージモデルは除外され、256GBモデルが標準仕様として提供されると言われている。
一部情報では、ベースモデルのPixel 11のメモリが従来の競合モデル水準の16GBではなく、12GBに削減される可能性があるとの見方も出ている。これは部品原価上昇の負担を部分的に緩和するための戦略と解釈された。
Pixel 11 ProとPro XLもストレージ拡大なしに約100ドルの価格引き上げが予想されている。

Googleロゴ(Photo : [EPA/聯合ニュース提供])
▲ Android メモリ最適化を推進
Googleはハードウェア価格上昇に対応するため、ソフトウェア最適化にも乗り出す計画だ。
同社はAndroidオペレーティングシステムとアプリエコシステム全体のメモリ使用量を削減する専任プロジェクトを推進していると明かした。
これにより、今後のスマートフォンがより少ないメモリでも現在と同様のパフォーマンスとユーザー体験を提供できるようにすることが目標だと説明した。
業界ではハードウェア性能競争の代わりにソフトウェア最適化を通じて原価負担を削減する戦略が急速に拡大するとみている。
▲ サムスン電子などスマートフォン業界全般に拡散
メモリ価格上昇に伴う価格引き上げはGoogleだけの問題ではないとの分析も出ている。
サムスン電子は最近ギャラクシーZ8フォルダブルシリーズ全製品の価格を前作よりも引き上げており、ゲーミングスマートフォンメーカーのRedMagicを含むいくつかのメーカーもRAM価格上昇を価格引き上げの主要因として挙げた。
業界全般でメモリ原価負担が増大する中、スマートフォン価格引き上げが新しいトレンドとして定着しているとの評価が続いている。
生産インフラの中心軸がAI側に移動した以上、消費者が感じる価格上昇圧力は当分の間続く可能性が高い。
Googleのソフトウェア最適化の試みがハードウェアコスト上昇を効果的に抑制できるのか、それともAI発のメモリ不足による単価引き上げがIT機器の新しい慣例として定着するのかは、8月の公式発表後の市場の反応次第で明らかになる見通しだ。