米国が新疆ウイグル自治区の強制労働疑惑を理由に中国企業43社に追加制裁を加え、米中間の通商紛争が再び激化した。中国は人権問題を名目にした経済的圧力だと強く反発し、最近開かれた両国経済首脳対話の直後に制裁が発表された点を挙げ、信頼を損なう措置だと批判した。
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[連合ニュース提供](Photo : スコット・ベセント米国財務長官とホー・リーペン中国副総理)
▲ 米国、UFLPA適用対象を拡大…中国企業187社に増加
米国政府は先月31日(現地時間)、新疆地域の強制労働とウイグル族など少数民族の人権侵害疑惑を理由に、中国企業43社をウイグル強制労働防止法(UFLPA)適用対象リストに追加した。
今回の措置により、米国のUFLPA制裁対象に含まれた中国企業は計187社に増えた。米国は当該企業が新疆地域の強制労働と関連があるという疑惑を根拠に、米国市場とサプライチェーンでの取引を制限している。
▲ 中国「根拠なき経済的強制…合法的権益を侵害」
中国商務部は1日の声明を通じて、米国の制裁が根拠なく行われたと主張した。
商務部は、人権と強制労働問題を口実に米国国内法を適用して中国企業を一方的に制裁することは典型的な経済的強制行為であり、関連企業の合法的な権益を深刻に侵害し、グローバルサプライチェーンと産業ネットワークの安定性も損なうと批判した。
▲ 経済対話からわずか1日後の制裁…信頼損なう指摘
中国は特に米中経済責任者間のビデオ通話が開かれた直後に制裁が発表された点に強い不満を示した。
中国商務部は、両国の経済・貿易責任者が経済関係の安定的発展のために率直で深い意見を交わしたわずか1日後に、中国の利益を損なう措置が発表されたとし、これは両国指導者間の合意から深刻に逸脱した行為だと主張した。これに続き、中国は当該措置に断固として反対する立場を示した。
▲ 「政治的利用を中止すべき」…報復の可能性を示唆
中国は米国が新疆問題を政治的に活用していると主張し、関連措置の撤回を要求した。
中国側は新疆に対する攻撃と中傷をやめ、いわゆる強制労働問題を政治的に利用しないようにすべきであり、中国企業に対する不当な抑圧も直ちに中止すべきだと促した。さらに必要な措置を通じて中国企業の合法的権益を断固として守ると述べ、今後の対抗措置の可能性も示唆した。
▲ 人権とサプライチェーンをめぐる紛争が継続
今回の制裁は、人権問題とグローバルサプライチェーン管理が米中戦略的競争の核となる争点として確立されていることを改めて示す事例として評価された。
先に中国国営新華社通信は、ホー・リーペン中国国務院副総理が先月30日、スコット・ベセント米国財務長官とジェイミソン・グリア米国通商代表部(USTR)代表とビデオ通話を行い、両国の経済・貿易の懸案について協議したと報じた。しかし対話の直後に制裁が発表されたため、両国間の信頼回復と経済協力の議論は再び試練に直面することになった。